若年船員離職対策セミナー
労働力不足は内航海運に限った話ではなくて、多くの交通運輸産業、製造業、看護・介護職種など、本当に多岐にわたっています。
最近のトレンドとしては、官民や船員養成施設の教育関係者のご努力もあって、船員全体に占める若者の割合は増加しつつあります。
船側のハード面もかなり整備が進み、Wi-Fi設備はデフォルトになりつつありますし、女性船員が快適に過ごせるよう、専用のバス、トイレ、ランドリーなどの設備改善も進んでいます。
とはいえ、それでもなお就職後短期のうちに離職する若年船員も一定数あって、せっかく内航海運業界を選択してくれた貴重な人材をみすみす手放すのは、双方にとって不幸な出来事です。
若年者の心をつかむ船社とは
翌日開催の「内航船員就職セミナーin境港」が朝から開催されることから、前日にお集りのブース出展者の担当者の皆様にお集り願って、優秀な船員を多数輩出されている隠岐水産高等学校から進路指導部の福田拓司先生に、「若年者の心をつかむ船社」とはというテーマでご講演をいただきました。
つまるところ、それだけではないにせよ、限られた人数の中で職住を共に過ごす「人間関係」がうまく回れば、かなり改善されるわけで、参加者からは「この話を船のほうにしてほしい・・」という切実な声も寄せられました。
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