「海と日本プロジェクトin広島」共催弓削丸体験航海
先ずはお礼!本当にありがとうございました!
私たちの事務所が広島市内にあることもあって、イベントや行事を計画する場合、どうしても広島県西部が中心となりがちなのですが、なんとか備後地域(尾道市や福山市周辺)でイベント開催できないものかと、中海連も構成員となっている「海事都市尾道推進協議会」にこのイベントの計画を持ち込んだところ、本当に沢山の関係者の皆様の絶大なご理解とご協力をいただき、見事に成功することができました!
海事都市尾道推進協議会構成員&「海と日本プロジェクトin広島」関係者の皆様感謝感謝大感謝です!
特に尾道市産業部商工課のみなさま、弓削商船高等専門学校、練習船弓削丸のみなさま、中国運輸局関係者のみなさま、とりわけ「海と日本プロジェクトin広島」事務局のYさま、そして財政的に支援していただいた日本内航海運組合総連合会さま、深謝です!
それではイベントレポートです!

実は
2週連続で「弓削丸」にお世話になっていることもあって、記憶がごちゃごちゃになっている部分もあります( ´艸`)
今回の事業は、一般公募で応募のあった小中学生に、なんと一泊二日(船内泊)で練習船「弓削丸」を体験してもらおうというスペシャルな企画で、受け入れる弓削丸も、学校関係者以外が練習船に泊まるというのは初の試みなんだそうです。
さて、
この練習船弓削丸、昨年竣工したばかりの超最新鋭船で、現代の様々なニーズに即した素晴らしい練習船です。当然ながらピッカピカ!
実はスタッフとして参加していた筆者も乗船を密かに楽しみにしていました(笑)
尾道港出帆!


先ずはオリエンテーション(まだちょっと緊張気味(汗))






11月8日(土)、晴天の尾道港出航、瀬戸内海の島々を縫って一路、弓削島をめざします。
弓削商船高専桟橋に到着したら、学校体験



今回の事業のためだけ?に事実上のオープンスクールです。
様々な体験学習が、将来商船高専をめざしてくれたらいいですね!
私個人的にはシミュレータ装置が刺さりました。私も体験させてほしかった(笑)
さて、船に帰って晩ごはんです


御飯が終われば、各自のベッドメイク

船用語でベッドの事を「ボンク」と言いますが、シングルベッドより少し小ぶりな二段ベッドで、読書灯や小さな棚が設えてあります。客船ではありませんから、当然自分のことは自分でやります。
みんな、シーツのセットに悪戦苦闘しながらも、同じ部屋の仲間と協力してやり遂げました。
夕食後はめくるめく船員さんの話(笑)

元長距離フェリーの航海士で、現在は中国運輸局海事振興部に勤務するW調整官の、自身の経験を交えた知られざる船員さんのお話(笑)タイムです。
航海士だった時の給料の額は結局謎のままでした(笑)
弓削丸の加藤キャプテンも交えて質問タイム

調整官の話で船員職業に興味がわいたのか、何人かの子供たちが調整官と加藤キャプテンに質問攻め!
実は加藤キャプテンと調整官は、お二人とも弓削商船高専卒業生、先輩・後輩の関係です。学生時代の(今思えば)理不尽な先輩ネタで大いに盛り上がりました。
海運や船員という職業に大変興味をもってくれたようで、「弓削商船高専を受験する!」と宣言した中学生が現れたり、広島県内屈指の中高一貫校で超進学校に通っている生徒が、「船に乗りたい」と言ってくれるなど、自由時間の個別指導(笑)タイムが素晴らしいひと時になりました。
総員起こし!
「総員起こし!」という船内放送で起こされた参加者たちは、眠い目をこすりながら教室に集まります。





弓削商船高等専門学校の桟橋を出発して、尾道港に帰ります

保護者のみなさまと、スタッフと、そして一晩お世話になった「弓削丸」に感謝しつつ、記念撮影で締めくくります。このあとはみんなで造船所見学に行きましたが、そちらのレポートは別の機会に譲ることとします。
冒頭にも書きましたが、今回の事業は様々な「初めて」が多く、多くの関係者のみなさまが大変なご尽力をいただき、成功させることができました。
参加した子供たちは、何物にも代えがたい貴重な経験をしたものと思います。
お互いを尊重し認め合う事、協力する事、譲り合うこと、時間やルールを守ること、そして困難に立ち向かう少しの勇気が必要な船員という職業、これらは何も船員職業に限った話ではなく、こどもの成長過程に得てほしいスキルです。これからも可能な範囲でこうした事業を開催できればと思っています。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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